「親知らずを抜きましょう」と告げられた時、心臓がギュッとなるような感覚に襲われた方も多いと思います。
「どのくらい痛いんだろう…」「手術の前後のやることが多いって聞いたけどできるかな…」と、頭の中でグルグル…。
そのような不安はとても自然なことです。
『親知らず 抜歯』とブラウザの検索欄に入れると、続く検索候補ワードに『痛い』『時間』『血』『終わった後 食事』などの言葉が躍ります。
傾向として、親知らずを抜いた後のケアに注目が集まっているようです。
本日は、親知らずの抜歯でよくあるご質問について、回答してきたいと思います。
短くまとめたものがこちらになりますので、こちらもぜひご一読ください!
一番奥の大きな歯を抜くので、余計に心配かもしれません。
抜歯の際は、麻酔を行いますので痛みはありません。(痛い場合はお声掛けください)
しかし、歯を削ったり抜いたりする音が、骨を通じて聞こえる場合があります。
術後は、通常であれば数日痛みますので、鎮痛剤が処方されます。
痛みが長引いたり、鎮痛剤が足りなくなりそうな場合、鎮痛剤が効かないときなどは、担当医に相談いただくと、追加の処方を受けられます。
抜歯のご説明をさせていただく際に、よく受ける質問です。
他の人から見える部分で一番目立つ変化になるので、気にされる方も多くいらっしゃいます。
結論から言うと、腫れる度合いは人によって異なり、概ね4日~7日程度で治まります。
歯茎を切開し、歯を抜き、縫合する手術となるので、どうしても術後の炎症の問題が起こります。
先程お話しした鎮痛剤だけでなく、同時に抗菌剤を処方しますので、処方しないときと比べて炎症は抑えられます。
腫れが酷い、引かないということがあれば、痛むときと同じく担当医にご相談ください。
親知らずの抜歯は、歯茎の切開を行うため、出血を伴います。
縫合して手術を終えるのですが、血が滲み、唾液に血が混じることがあります。
血の量が多いと感じる場合は固く丸めたガーゼを5分程度強く噛み、出血の度合いを確かめてみてください。
少し白い部分が残る程度の出血であれば、問題ありません。
もしガーゼが血でじゅくじゅくになってしまった場合は、歯科医院に相談しましょう。
こちらもよく受ける質問です。
痛みや出血については、上でお伝えした通り、遠慮無くご相談ください。
また、それ以外にもご自宅で気を付けていただきたいことがございます。
■処置当日の入浴は極力避けてください
身体が温まるということは、血管が広がるということです。
血流が良くなる入浴は、抜歯したところの出血や腫れを促してしまうため、当日は極力入浴を避けましょう。
同じ理由で、スポーツなどの運動も推奨されません。飲酒は、担当医の許可が出てからにしましょう。
■消毒や経過観察を行います
処置した部分の消毒と抜歯、経過観察のため、1週間から10日ほどで一度ご来院いただきます。
それまでは、処方した鎮痛剤や抗菌剤は、担当医の指導通りに服用ください。
■処置した部分をあまり触らないでください
傷を塞ぐために、身体が処置した箇所に血餅(血の塊)をつくります。
これはぷにぷにしていて、気になるという方もいらっしゃるのですが、傷を治癒させるための大切なステップになります。
そのため、処置した部分をあまり触らないようにしましょう。
私たち歯科医院は、患者さんに納得・安心していただいた上での施術を大切にしています。
患者さんが納得して治療を進めることは、施術を受ける患者さんと施術をする私たち、双方にとってとても大切なことです。
不安なことや、疑問に思ったことは、遠慮せずスタッフにお声掛けください!


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