親知らずは真っ直ぐ生えてこないケースも多く、トラブルになってしまうことも珍しくありません。
そこで今回は親知らずの痛みの原因について詳しくご紹介します。
親知らずとは18歳~25歳くらいに生えてくる大人の奥歯で、大臼歯の3番目の歯です。
永久歯の中で一番最後に生えてくる歯で、基本的には上下4本あるといわれているのですが必ず生えてくるわけではありません。
親知らずは斜めに生えて一部分だけ出ている場合や、真横に生えて歯ぐきの上には出てこないケースもあります。
これは、日本人のあごの大きさに関係していると考えられており、骨格的にあごが大きくないことや、やわらかい食べ物を食べる習慣が付いていて、あごの成長が促されにくい点などが原因としてあげられます。
親知らずの痛みの原因はきちんと生えてこないことに関係が深いといわれています。
一部分だけ生えている場合や、斜めに生えていると歯ブラシが当たりにくく汚れが残りやすくなります。
その部分が虫歯や歯周病になってしまい、腫れたりうみが出たりする原因になりやすいのです。
親知らずは、その歯が虫歯などで痛みが出る場合もありますが、真横や斜めに生えて手前の歯に痛みが出ることがあります。
この場合には、痛みが出なくでも食事をした時などにかむと痛みが出ることがあります。
この状態が続くと手前の歯の根の部分に負担がかかってしまい、根が吸収してしまうことや歯並びが悪くなってしまうことがあるので早めに対処する必要があります。
親知らずはすべての歯が出てくるわけではなく、しっかりかみ合うことは少ないです。
そのため、上の歯が生えていても下の歯は生えていないことケースもあります。
上下どちらかしか生えてこないと歯ぐきをかんでしまい、傷がついて痛みがでてしまいます。
この場合にも早めの対処が必要なケースになります。
この様に親知らずに痛みが出る原因はいくつかありますが、きちんと生えてこないことが原因に痛みが多いでしょう。
親知らずはリスクの多い歯ですが、必ず抜歯が必要というわけではありません。
お口の中の状況と相談して治療方針を決めていくので痛みが出た場合には一度ご相談くださいね。
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